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ガルバリウム鋼板の屋根に塗装は必要?劣化のサインなどを解説

屋根塗装現場ブログ 2026.09.05 (Sat) 更新

ガルバリウム鋼板の屋根はサビに強く、メンテナンスフリーと呼ばれることがあります。

そのため、ほかの屋根材のような屋根塗装は不要だと考えている方もいるようです。

しかし実際には、ガルバリウム鋼板の屋根にも定期的な屋根塗装が必要です。

塗装を怠ると、サビや穴あきなど深刻な劣化につながることがあるため注意しましょう。

ガルバリウム鋼板に屋根塗装は必要?

ガルバリウム鋼板の屋根であっても、時間の経過とともに表面の塗膜は劣化するため定期的な塗装が必要です。

塗膜には防水性やサビを防ぐ役割があり、これが失われると屋根材そのものへのダメージが進みやすくなります。

塗膜が劣化したまま放置すると、屋根の素地がむき出しになり、そこからサビが広がったり、穴があいたりする状態まで進行してしまいかねません。

ガルバリウム鋼板は薄い金属板のため、劣化が進むと腐食の速度が早まりやすい点にも注意が必要です。

本来なら屋根塗装だけで済んだはずの工事が、屋根材の交換や葺き替えといった大掛かりな工事になり、費用が大きく膨らんでしまいかねません。

表面上は問題がなさそうに見える段階でも、塗料の耐用年数を迎えたら屋根塗装の検討を始めることが望ましいです。

ガルバリウム鋼板の屋根はメンテナンスフリーだから塗装しなくていいって本当?

ガルバリウム鋼板の屋根がメンテナンスフリーと言われるのには理由があります。

ガルバリウム鋼板はサビに強く、ほかの金属系屋根材と比べても耐久性が高い素材です。

この特性が、メンテナンスが一切不要だという誤解につながっています。

しかし正しくは、メンテナンスの手間が比較的少ないというだけであり、屋根塗装そのものが不要というわけではありません。

塗膜の劣化は素材の種類にかかわらず進むため、メンテナンスフリーという言葉を真に受けないようにしましょう。

ガルバリウム鋼板の屋根塗装を検討したい劣化のサインは?

ここでは、屋根への塗装を検討したい代表的な劣化のサインを紹介します。

ガルバリウム鋼板の屋根塗装を検討するタイミングは、経過年数だけで判断できるものではありません。

実際の見た目に現れる劣化のサインをできるだけ確認し、進行の度合いから判断することが大切です。

色あせやチョーキングが見られる

塗膜の劣化が進むと、屋根の色があせて見えるようになります。

さらに劣化が進むと、表面を手でこすったときに白い粉が付着するチョーキング現象が起こります。

これは塗膜の防水機能が低下しているサインであり、屋根塗装を検討する目安の1つです。

ただし屋根に登ってチョーキングが発生しているかどうか、屋根材を触って確認するのは危険なので、個人では行わないようにしてください。

高所に登ると、落下したときに大ケガをする恐れがあります。

サビや塗膜の剥がれが出ている

ガルバリウム鋼板は傷や切断面からサビが発生しやすく、そこから周囲の金属にサビが移る、いわゆるもらいサビが広がることもあります。

塗膜の剥がれも同様に、放置すると劣化の範囲が急速に広がります。

剥がれが広がる前に、早めの屋根塗装を検討することが大切です。

苔やカビが目立ってきている

屋根の北面など日当たりの悪い面は湿気がこもりやすく、苔やカビが発生しやすくなります。

放置すると水分が屋根材の表面に滞留する時間が長くなり、劣化の進行を早める原因になります。

苔やカビが目立ってきたら、屋根塗装を検討するサインの1つと考えましょう。

ガルバリウム鋼板屋根への塗装を検討すべきタイミングは?

ガルバリウム鋼板への塗装を行うタイミングは、前回使用した塗料の耐用年数と、劣化のサインから見極めましょう。

まず、使用した塗料の種類によって耐用年数の目安が異なります。

・シリコン塗料:4〜9年
・フッ素塗料:6〜18年
・無機塗料:12〜18年

いずれも屋根に塗装した場合の目安です。

前回の塗装から上記の年数が経過している場合は、劣化のサインが見られなくても点検を検討したほうがいい時期です。

また、上述したような不具合が発生している場合もガルバリウム鋼板屋根への塗装を検討すべきタイミングです。

・色あせやチョーキングが発生している
・サビや塗膜のはがれを確認できる
・苔やカビが発生している

このように、塗料の耐用年数と屋根の不具合のサインの両面から塗装すべきかどうかを検討しましょう。

ガルバリウム鋼板を塗装する場合の費用相場は?

ガルバリウム鋼板の塗装にかかる費用は、約30坪の住宅を想定した場合は以下が目安です。

・外壁塗装と屋根塗装をあわせて行う場合:110〜160万円
・外壁のみ塗装する場合:70〜110万円
・屋根のみ塗装する場合:60〜80万円

上記のほかにシーリング費用や付帯塗装、消費税、諸経費が別途かかります。

・足場の設置:20万円程度
・養生:5万円程度
・高圧洗浄:3万円程度
・下地処理:4万円程度
・塗装:40〜70万円程度

塗装環境や使用する塗料によって金額は変わるため、あくまで目安として捉えてください。

見積もりを依頼する際は、総額だけでなく内訳まで確認すると、工事内容に見合った金額かどうかを判断しやすくなります。

ガルバリウム鋼板の屋根を塗装する流れは?

ガルバリウム鋼板屋根塗装は、一般的に次の工程で進みます。

・足場の設置
・高圧洗浄
・下地処理(ケレン)
・下塗り
・中塗り
・上塗り

足場を組んだあとに高圧洗浄でサビや汚れを落とし、下地処理で塗料の密着性を高めてから、下塗り・中塗り・上塗りの順に塗り重ねていきます。

それぞれの工程には乾燥期間が必要なため、天候によって工期が前後することがあります。

ガルバリウム鋼板の屋根を塗装する際に注意したいポイントは?

ガルバリウム鋼板への屋根塗装にはメリットが多い一方で、事前に知っておきたい注意点もあります。

工事の内容によって結果が変わってくるため、判断を誤らないために、以下のポイントを押さえておきましょう。

下地処理が不十分だと塗膜が剥がれやすくなる

ガルバリウム鋼板は表面が滑らかで塗料が密着しにくい素材です。

下地処理(ケレン)が不十分なまま塗装すると塗膜の密着性が下がり、短期間で剥がれが発生することがあります。

金属に対応した下塗り材を使い、下地を整えたうえで塗装することが重要です。

屋根塗装だけでは対応できない劣化もある

穴あきや変形が大きく進んでいる場合は、屋根塗装だけでは対応できないことがあります。

その場合は、屋根材の交換や葺き替えなど、塗装以外の工事を検討する必要が出てきます。

まずは点検を受け、屋根の状態を正確に把握したうえで、適切な対応を判断することが大切です。

適切なタイミングでガルバリウム鋼板へ屋根塗装を行おう

ここまでの内容を踏まえ、ガルバリウム鋼板の屋根塗装を検討するうえでのポイントを整理します。

ガルバリウム鋼板の屋根はメンテナンスフリーではなく、定期的な屋根塗装が必要です。

色あせやチョーキング、サビ、苔やカビといった劣化のサインを見逃さず、塗料の耐用年数もあわせて考えて塗装の時期を考えましょう。

気になる劣化のサインがあれば、早めに専門業者への相談を検討しましょう。