外壁塗装工事を失敗しないために3 外壁パターン別・窯業系サイディング(吹付タイル・吸込みのないサイディング)
大和郡山市・生駒郡の皆様
こんにちは!
奈良県大和郡山市・生駒郡地域密着の屋根・外壁塗装専門店橋本工務店です^^
大和郡山市・生駒郡で数少ない自社職人在籍の外壁塗装&屋根塗装専門店だから、高品質の塗装工事を提供できます!
今日は外壁パターン別、塗装工事
【窯業系サイディング(吹付タイル・吸込みのないサイディング)】
の塗装工事の手順や塗装についてご説明していきます。
①下地処理・高圧水洗洗浄…汚れ・ほこり・浮き・チョーキングなどを洗い流し、付着強度を高めることが目的です。
汚れを完全にとる、という目的ではなく、塗料の付着強度を高める目的です。
職人さんは経験で「これくらい洗ったら次の塗料はくっつくだろう」とわかります。
経験の少ない職人さんにはわかりません。ただ汚れを落とすだけです。
地味な作業ですがここも職人の技なのです。
★亀裂処理★
このやり方でいうと、サイディングが浮いてきているので、ビスを打っていってコーティングをしていき均していく…という形です。
★コーキング打ち替え★
窯業系などは板の隙間に必ずコーキングがされています。それを一度取り除き、入れなおしていくという作業があります。弾力を取り戻し揺れに対応します。
はがしていきますはがれました!
新たに埋め込んでいきます
Befor After
コーキングは基本的に全部打ち替えて頂きたいです。コーキングは厚みが命です。
厚みがないと耐久性がありません。
打ち増しといって、元のコーキングの上から重ねる、という工事をすると金額は半額くらいになりますが、薄くなってしまった2,3ミリの上から塗って10年15年耐えられる塗装になるか、と言われると ??? です。
そして必ず「変成2液シリコン」でやり直してください。
変成2液シリコンとは、主剤と硬化剤を混ぜたシリコンです。
主剤はよくホームセンターなどで販売されており、それのみで工事している業者もあります。
ですが、持ちが全然違います。
工事される場合は業者さんに聞いてみてください。「どんなシリコンを使うんですか?」と。「変成2液シリコン」を使っている業者なら、しっかりした業者かと思います。
また、専門用語になりますが「ブリード」という油成分が入っていないコーキング材を使用してください。
ブリードが入っていると、塗った直後はきれいに見えますが、塗装したあと2.3年後に油がでてきます。その部分は黒く汚くなってしまいます。
どういったコーキングを使うか、というのは非常に重要になってきます。
②塗料の種類 吹付タイルって?上塗りって?シリコンって?
下地処理後、塗装していきますが、窯業系サイディング(吸い込みなし)はシーラー・中塗り・上塗りの合計3回塗りが基本。
吹付タイルはシーラー・主剤2回・吹付け・中塗り・上塗りで5回塗ります。
(カットが入っているものは 下塗り・シーラー・主剤2回・吹付け・中塗り・上塗りののちカットで6回塗っています。)
①フッ素樹脂塗料②シリコン樹脂塗料③ウレタン樹脂塗料④アクリル樹脂塗料
とあります。最近はフッ素とシリコンの間にラジカル制御型塗料というものもでてきています。
ラジカル制御形塗料はとてもよい塗料なのでこれはまたご説明しますね。
さて「耐候性何年」と言うのは、塗装に「艶」がなくなるのがだいたい何年、ということです。
この「艶」が汚れをつきにくくしているのです。
さらに「溶剤系」と「水性」に分かれます。
溶剤系とはシンナーを混ぜた塗料です。水系とは水を混ぜて使う塗料です。
どちらが耐久性があると思いますか?
そうです、溶剤ですね。やはりシンナーを混ぜているほうが強いです。
そして「1液性」「2液性」があります。
「1液性」は一斗缶をシンナーや水で混ぜるだけです。「2液性」は主剤に硬化剤を混ぜることで強くなっています。
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業者さんにカタログで塗料を見せてもらったときに
「溶剤か水性か」
ということを聞いてください。だいたいの業者さんは「水性」と答えます。水性シリコンが多いです。
なぜかというと溶剤系は工事中にシンナーのにおいがしてしまうのでクレームの元になるということと、作業性が悪いからです。溶剤系は職人さんが面倒くさいんです。
水性が悪いわけではありません。今の水性もよくなっています。ただ、溶剤系と比べるとやはり溶剤系のほうが強いということです。
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◎◎ラジカル制御型塗料◎◎
前述したラジカル制御型塗料についてご説明します。
一般的な塗料に入っている酸化チタンが紫外線にやられて発生するのが「ラジカル分子」。
ラジカル分子が塗膜の色あせ、劣化に繋がってしまいます。
そのラジカル分子を発生しにくくし、発生したラジカルを封鎖する機能を持つのがラジカル制御型塗料です!
日本ペイントさんの商品で「ファインパーフェクトトップ」という塗料がラジカル制御型塗料ですが
強度はシリコン以上フッ素未満です。
なぜ私がこれを推すかといいますと、価格が水性シリコンの塗料と変わらないからなのです。ちょっとだけ高いくらいです。
それなのにシリコン以上フッ素以下になるのでかなり耐久性があってお求めやすい塗料となります。
今日は外壁塗装工事を失敗しないために3 外壁パターン別・窯業系サイディング(吹付タイル・吸込みのないサイディング)についてご説明しました。
次回は外壁塗装工事を失敗しないために4 外壁パターン別・窯業系サイディング(リシンなど砂壁状下地・吸込みのあるサイディンク)についてお話します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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