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トタン屋根の塗装の流れと費用相場|業者の選び方なども解説

屋根塗装現場ブログ 2026.09.07 (Mon) 更新

自宅の屋根がトタンで、そろそろ塗装が必要か気になっている方もいるのではないでしょうか。

トタンは鋼板に亜鉛めっきを施した屋根材で、サビが出やすく、塗膜が寿命を迎えると劣化が急速に進みやすいといった特徴があります。

そこで本記事では、トタン屋根の塗装の流れや業者に依頼すべき理由、費用相場、塗装を検討すべき劣化のサイン、業者の選び方、塗装だけでは直せない不具合への対処法を紹介します。

トタン屋根の塗装はDIYより専門知識を持つ業者に依頼するほうが安全で確実です。

サビの進み方によっては塗装では対応できない場合もあるため、早めに業者へ点検を依頼しましょう。

トタン屋根の塗装の流れは?

トタン屋根の塗装は、高圧洗浄・ケレン・下塗り・中塗り・上塗りという工程で進みます。

各工程の中身を知っておくと、見積書に記載された作業内容を正しく読み解けるようになります。

それぞれの作業内容について、詳しく解説します。

高圧洗浄

屋根の表面に付いた汚れやコケ、劣化した塗膜の粉(チョーキング)を高圧の水で洗い流す工程です。

この工程を省くと、あとに続くケレンや下塗りの密着が悪くなり、仕上がりの持ちに影響します。

ケレン

ケレンとは、サビや傷んだ旧塗膜を、専用の工具で削り落とす工程のことです。

トタン屋根では特に重要な工程であり、ここが不十分だと塗料が密着せず、早期に剥がれる原因になります。

下塗り

屋根専用の下塗り材を塗り、鋼板と上塗り塗料を密着させる工程です。

トタンはサビが再発しやすいため、下塗りの選定が仕上がりの持ちを左右します。

中塗り

下塗りの上に重ねて塗り、規定の塗膜の厚みに近づける工程です。

中塗りを省略すると塗膜が薄くなり、耐久性が落ちてしまいます。

上塗り

仕上げとして色と質感を整え、耐候性を確保する工程です。

塗料ごとに定められた乾燥時間を守らないと、仕上がりの持ちに影響するため注意が必要です。

トタン屋根の塗装を業者に依頼すべき理由は?

トタン屋根の塗装は高所作業に加え、金属特有の下地処理が求められる工事です。

仕上がり後の状態が持続するかどうかは、施工する側の技術力に大きく左右されます。

DIYで行う場合、高所作業には転落のリスクがあり、安全に作業するための足場も必要になります。

ケレンの精度が不十分だと塗膜の密着が悪くなり、仕上がりの持続期間にも直結します。

塗り回数や乾燥時間を守れないと早期の剥がれにつながり、結果的にやり直しの費用がかさんでしまいかねません。

専門業者に依頼すれば、下地の状態やサビの進み方を見極めたうえで、適切な工程や塗料を選んでもらえます。

地域の気候を熟知した地元の業者であれば、降雨量や潮風の影響といった土地特有の条件を踏まえた提案を受けられる点もメリットです。

トタン屋根の塗装にかかる費用相場は?

 

トタン屋根の塗装にかかる費用は、工事の範囲によって変わります。

あくまで目安として参考にしてください。

屋根のみを塗装する場合、30坪程度の住宅を想定すると60〜80万円が目安です。

外壁塗装とあわせて行う場合は、110〜160万円が目安になります。

内訳の目安は次のとおりです。

外壁と屋根塗装を同時に行う場合の内訳相場のため、参考値として捉えてください。

・足場の設置:20万円程度
・養生:5万円程度
・高圧洗浄:3万円程度
・下地処理:4万円程度
・塗装:40〜70万円程度

上記のほか、シーリング費用や付帯塗装、消費税、諸経費が別途かかります。

費用は塗装環境や使用する塗料によっても変わるため、正確な金額は業者の現地調査を受けたうえで見積もりを取りましょう。

トタン屋根の塗装を検討すべき劣化のサインは?

 

実際に塗装が必要かどうかは、屋根に現れる劣化のサインで判断できます。

ここでは、トタン屋根に見られる代表的な劣化のサインを紹介します。

色あせやチョーキングが出ている

塗膜の劣化がもっとも早く表れるサインです。

屋根の色が薄くなったり、触ると白い粉が付いたりする状態(チョーキング現象)が見られます。

この段階であれば、まだ塗装で対応しやすく、費用を抑えられます。

白サビや赤サビが広がっている

トタン特有の劣化のサインです。

表面の亜鉛メッキが傷むと白サビが出て、そのまま進行すると鋼板そのものが傷んで赤サビに変わります。

赤サビが広い範囲に出ている場合、塗装だけでは元に戻らないことがあるため、早い段階での相談が重要です。

塗膜の剥がれや軒板金の浮きが見られる

塗膜の剥がれや膨れ、軒板金の浮きやめくれは、下地まで傷んでいる可能性を示すサインです。

雨水が浸入する経路になり得るため、注意が必要です。

ここまで進むと、カバー工法や葺き替えなど、塗装以外の工事が必要になる場合もあります。

コケやカビ・汚れの付着が目立つ

塗膜が劣化すると防汚性が落ち、コケやカビ、黒ずんだ汚れが付着しやすくなります。

美観の問題だけでなく、コケやカビが塗膜の劣化を早める場合もあります。

洗浄だけで一時的にきれいになっても再発しやすく、根本的な対策には塗装が必要です。

トタン屋根の塗装を依頼する業者の選び方は?

トタン屋根の塗装で失敗しないためには、依頼前に確認しておきたいポイントがあります。

ここでは、業者を選ぶ際に押さえておきたいポイントを紹介します。

見積書が丁寧に記載されているか

具体的な工程や使用する建材の名称などが、見積書にそれぞれ項目として明記されているか確認しましょう。

工程が「一式」とまとめられ内訳が不明瞭な見積書は、具体的にどのような建材を使用してどのような作業を行うのか分からず、施工後のトラブルに発展しかねません。

屋根の施工実績を確認する

屋根の施工実績が豊富にある業者かどうか、ホームページを確認してみましょう。

特にトタンやガルバリウム鋼板といった、金属屋根特有の下地処理やサビ対策に慣れている業者であれば安心感があります。

担当者の対応に違和感がないか確認する

質問への回答が明確か、専門用語をわかりやすく説明してくれるかなど、初回の相談時点で確認しましょう。

契約を急かしてきたり、質問に対して曖昧にしか答えなかったりする担当者には注意が必要です。

口コミや評判が良いか調べる

依頼前に、実際に施工を依頼した人の口コミや評判を確認しておくと安心です。

良い評価だけでなく、指摘がないかもあわせて確認しておきましょう。

塗装だけでは直せないトタン屋根の不具合と対処法は?

 

トタン屋根の劣化が進むと、塗装だけでは直せない状態になる場合があります。

主な不具合と、その際に検討したい対処法を紹介します。

トタン屋根に穴があいている

赤サビが進行し、屋根そのものに穴があくと、塗装では防水性を回復できません。

この状態では、元々の屋根の上に新しく屋根材を重ねる「カバー工法(重ね葺き)」や、屋根材そのものを取り替える「葺き替え」が選択肢になります。

塗装で対応できる範囲を超えているため、早めに専門業者へ相談することが大切です。

雨漏りが発生している

雨漏りが発生している場合、原因が下地の腐食など、塗装では直せない箇所にあることが多くあります。

放置すると雨水が浸入する範囲が広がりやすいため、早めに専門業者に見てもらうことが重要です。

こちらもカバー工法や、状態によっては葺き替えが必要になる場合もあります。

トタン屋根を塗装すべきかどうか見極めよう

トタン屋根の塗装は複数の工程を経て仕上がります。

高所作業や金属特有の下地処理が必要なため、DIYより専門知識を持つ業者に依頼するほうが安全で確実です。

また本記事で紹介した費用はあくまで目安であり、正確な金額は業者に見積もりを依頼しましょう。

業者を選ぶ際は、見積書の内容や担当者の対応、口コミなどを確認しておくと安心です。

穴あきや雨漏りまで進んでいる場合は、塗装だけでなくカバー工法や葺き替えといった別の工法が必要になることもあります。

まずは屋根の状態を専門業者に見てもらい、必要な工事を見極めましょう。